「家を解体する予定だけど、そういえばお祓いって必要なの?」
「旭川市で解体前のお祓いをお願いできる神社ってどこ?」
とお悩みではないでしょうか。
この記事では
- 解体前のお祓いの必要性
- 費用や準備するもの
- 旭川市でお祓いをお願いできる神社
などをご紹介しています。
仏像や神棚を移動するときにおこなうお祓いなどもご紹介しております。
解体工事をするまえに、ぜひご覧ください。
【やらなくてもOK】解体工事にお祓いは必要なの?
解体工事前のお祓いは、おこなわなくても問題ありません。
宗教的な意味合いが強いものなので、やるかどうかは個人の自由ですね。宗教上では大切な意味があり、科学的には……というのが現実的な見方です。
しかし、お正月には初詣に行き、合格祈願に絵馬を書き、お盆には……という日本人の大切な習慣でもあります。いっしょに暮らしてきたお家への感謝の気持ちをこめて、お祓いをする方も多いですよ。
お家を取り壊す前の「解体清祓(かいたいきよばらい)」
解体前のお祓いを解体清祓(かいたいきよばらい)や、取毀祭(とりこぼちのまつり)と呼びます。
家屋の守り神に対して、これまで見守ってくれた感謝と、家の取り壊しの報告をし、これから行う工事が無事に終わるように祈願するもの。
解体工事中ではなく、解体工事に入る前までにおこなうものですね。基本的に神社の神主さんに依頼をし、家の敷地内でお祓いをします。
「神社」であり「お寺」ではないので要注意です!神道と仏教の違いですね。
所要時間はおよそ1時間程度です。
主な流れは次の通りです。
- 開式の辞
- 修跋(しゅばつ)の儀
- 降神の儀
- 献饌(けんせん)
- 祝詞奏上
- 清祓い
- 玉串奉奠(たまぐしほうてん)
- 撤饌(てっせん)
- 昇神の儀
- 閉会
お供え物は必要?
解体工事前のお祓いにお供え物を必要とすることも多いです。
用意するものはお酒やお米、塩や水、あるいは野菜や果物などをお供えすることもあるようです。
何をお供えするかは神社によって異なります。また、ご自身で用意する場合や、神社側で用意してくれることもあります。事前に依頼する神社に確認しておくと安心でしょう。
服装
おおむね普段着で良いとする場合が多いようです。
とはいえ、ジャージやサンダルなどのだらしない格好では神様にも失礼ですから、外向きの格好をすると良いでしょう。
別の注意点として、お祓いは外で行うことが多いです。大体1時間ほど屋外でお祓いをすることになりますので、気温や天候に合わせて選ぶと良いでしょう。
費用
こちらも神社によって異なりますが、おおよそ5万円から10万円程をイメージしておくと良いでしょう。
お家の大きさによって細かい金額が変わることもあるようです。解体工事前におこなうお祓いですので、少し早めに神社にアポイント取り、どれくらいの金額になるか聞いておくと安心ですね。
家以外を解体するときのお祓いもある
ここまでお家を解体するときのお祓いについてご紹介してきました。実は、お家以外のものを解体するときに行うお祓いもあります。併せてご紹介いたしますね。
井戸を解体するときのお祓い
井戸を解体するときにもお祓いをする習慣があります。
井戸には神様が宿っているという言い伝えもあり、解体工事前にお祓いをして神様に感謝をする風習ですね。神道の考え方です。
井戸の解体前のお祓いには大きく2つあります。1つ目が解体前の「魂抜き」と呼ばれるものです。2つ目が井戸を埋め立てる前の「息抜き」です。
魂抜きについてはお祓いの意味合いが強く、実際にやるかどうかは依頼主様の判断次第になります。
一方息抜きはお祓いの意味合い以外に、実用的な意味合いも含まれます。井戸の中に溜まっている湿気やガスを外に逃がしてあげるというものです。こちらは解体業者が行う作業です。解体業者に施工前に聞いておくと良いでしょう。
なお、魂抜きは神道(すべてのものに神が宿る考え方)によるものなので、神社にお願いすることになります。
仏壇や神棚を手放す、移動するときのお祓い
魂が宿るとされている仏壇(位牌)や神棚を取り壊したり、移動したりする際にもお祓いをおこなうことも。「神仏の魂抜き」を行い、物に戻してから扱う必要があると言われています。
注意点として仏壇は仏教をベースとするものです。神社ではなくお寺にお願いすることになります。
一方、神棚は神道をベースとするものです。こちらは神社にお願いしましょう。
敷地の樹を伐採するときのお祓い
昔から長生きしている樹木にも精霊が宿るとする考えもあります。
お家の敷地内に大きな木、あるいは昔から生えてる木があれば、解体前にお祓いをする方もいらっしゃいます。
こちらは神道の考え方なので、神社にお願いしましょう。
旭川市で解体工事のお祓いをしてくれる神社
最後に旭川市内で解体工事のお祓いをしてくれる神社をいくつかご紹介いたします。
お近くの神社でも解体工事の依頼を承っているかもしれないので、電話などで確認してみると良いでしょう。
旭川神社
明治26年から続く旭川神社でも、解体工事のお祓いを行っています。旭川にお住まいの方には、馴染み深い神社ではないでしょうか。
お問い合わせ先:旭川神社々務所
住所:北海道旭川市東旭川南一条6丁目8-14
電話:0166-36-1818
北海道護国神社
北海道や樺太関係の戦没者を祀る北海道護国神社でも、解体前のお祓いを行っています。
お問い合わせ先:北海道護国神社社務所
住所:北海道旭川市花咲町1-2282-2
電話:0166-51-9191
永山神社
上川管内最古の神社である永山神社でも解体工事前のお祓いを行っています。
お問い合わせ先:永山神社
住所:北海道旭川市永山4条18丁目2番13号
電話:0166-48-1638
まとめ
解体工事前のお祓いについてご紹介いたしました。
基本的には個人の自由でやるかどうかを判断できます。宗教的な意味合いが強いものだからです。
お祓いをする場合は神社に連絡し、金額やお供え物について確認しておくと良いでしょう。
また、お家以外の解体、例えば井戸や樹木の伐採でもお祓いを行う習慣もあります。感謝の気持ちを込めて、これらのお祓いをやってみるのも良いかもしれませんね。
MSC 工業では旭川市近隣の解体工事を承っております。お見積りはインターネットやお電話からでも無料で受け付けております。気になる方はお気軽にご連絡ください。