「解体工事をする前に周りの家に挨拶に行った方が良いのだろうか」
「挨拶の範囲はどれくらいが適切なのか」
といったお悩みではないでしょうか
この記事では
- 解体工事を行う前の挨拶の必要性
- どれくらいの範囲で挨拶を行うと良いか
など解説しています。
どうしても大きな音が出てしまう解体工事。事前の挨拶で、トラブルを予防しましょう。
トラブル防止のため、挨拶にいくと安心
解体工事をする前に挨拶が必要かどうか、もちろん法律で定められたルールはありません。
マナーの問題にはなりますので、最後はご自身で選択するところではあります。しかしできれば、トラブル防止のため挨拶をしていく方が安全です。
解体工事はどうしても、騒音などで周りにご迷惑がかかってしまいます。近隣住民の方には、もしかすると大きな音が苦手な方もいるかもしれません。
事前に挨拶して「工事がいつまでかかるのか」や「ご協力をお願いします」など伝えておくと良いでしょう。
解体業者が挨拶に行くことが多い
実際は、解体業者の方が代わりに挨拶回りをすることが多いです。
工事内容とともに、土地の境界についても問題が起きないように事前に説明してくれます。
もちろんご自身で挨拶に行っても良いですし、 解体業者と一緒に挨拶するパターンもあります。
解体業者の方が挨拶回りをしてくれるか確認しておきましょう。
解体業者による近隣のお家への影響
ここでは、解体工事によって、近隣のお家へどのような影響があるのかご紹介します。
防ぎきれない騒音や、振動
解体工事で近隣住人の方へもっとも影響するのが騒音です。
解体工事が始まると重機を使って家の壁を壊したり、地面を掘り起こしたりします。
出来る限り気をつかって工事を進めますが、木材やコンクリートなどを壊そうとすると、どうしても大きな音が発生してしまいます。
工事は日中の時間帯に行います。就寝なさっている早朝や夕方の工事を行いませんが、日中でもストレスに感じる方はいるでしょう。
工事を行う前に事前に挨拶に伺い、ご理解とご協力をいただくようにお願いしましょう。
埃や瓦礫の粉じん
木材やコンクリートなどを壊すので、埃や粉じん（石や金属が砕けてできる粉のように細かいゴミ）が発生します。
解体業者も周りに養生シートを貼るなどの対策を行います。しかし、目に見えないような小さな粉ですので、完璧な防止はできません。
近隣住民の方の車に埃が積もったり、洗濯物に細かいゴミが付着したりする可能性はあります。こちらも事前にご理解とご協力をいただくようお願いしましょう。
道路に工事車両が駐車します
解体工事を行うと、木材やコンクリートの瓦礫、つまりは産業廃棄物が出てきます。
これらはトラックに積み込んで廃棄物処理場まで運搬します。トラック以外にも工事で使用する重機など、大きな車両が近くの道路に駐車して、道路が使いにくくなる時間帯が生まれるのです。
もちろん「通りたいので車両を動かして」とお声かけいただけましたら、すぐに車を動かします。
とはいえ、近くに住んでいる方にとって、迷惑に思う瞬間があるかもしれません。こちらも挨拶の際に伝えておきましょう。
挨拶にいく時期と範囲
ここでは、挨拶に行くタイミングや、どこまで挨拶に行くべきかをご紹介します。
挨拶をする時期
解体工事が始まる7日から10日ほど前に挨拶をするのが一般的です。
何日もかけて挨拶するのも大変ですので、1日にまとめて、ぐるっと挨拶をすることが多いです。
なかには、家に誰もおらず不在なこともあります。
翌日に出直す形でもいいですし、後述する挨拶状をポストに入れておく形でも良いでしょう。
挨拶をする範囲
この範囲が良い、という明確な決まりはありません。
とはいえ、解体する家の周りにある家には、ぐるりと挨拶にまわっておくのが無難です。
稀に、町内会の班長に連絡をしておく風習があることも。事前に確認しておきましょう。
挨拶する件数が多く、あまり仲良くない方に挨拶をしなければならないこともあります。気乗りしないかもしれません。しかし挨拶なく工事を始めて、より面倒なトラブルになってしまう可能性もあります。
事前に挨拶をしておくだけである程度は予防できますので、ご検討ください。
先述の通り、解体業者に代わりに挨拶に行ってもらう方法もありますよ。
挨拶状も用意しておくと安心
ご挨拶といっしょに手渡す、挨拶状も用意しておくと安心です。ご不在の時にポストに投函して、挨拶の代わりとすることもできます。
弊社で挨拶回りを行うときは、以下のような情報がのった挨拶状を弊社が作成し、周辺の方々へお渡ししています。
- タイトル（工事へのご協力のお願い）
- 工事の名称
- 工事の場所
- 工事の予定期間（工期）
- 作業をする予定時間
- 休業予定
- 施主名（工事依頼主のお名前）
- 解体業者について
- 会社名
- 住所
- 連絡先
- 担当者のお名前
- その他の連絡事項など
粗品はあってもなくてもOK
挨拶とともに、粗品をお持ちになる方もいます。
粗品があれば、相手にあたえる印象はさらに良くなるかと思います。
しかし、粗品がないからといって、印象が悪くなることもありません。「粗品を持ってこなかったな」と邪険にされることは稀です。なくても問題ありません。
もし、粗品をお渡しする場合には、タオルや石鹸、洗剤やサラダ油などが一般的です。ご参考ください。
まとめ
解体工事を行う前の挨拶について、必要性やタイミング、範囲についてご紹介しました。
解体工事はどうしても大きな音が出ます。事前に挨拶をしておくことで、トラブルも予防できるでしょう。
たいてい解体業者が代わりに挨拶をしてくれます。ですので、あまり気負わずとも問題ありません。何日に、どの範囲まで挨拶に行くのかは、解体業者と共有しておきましょう。
私たちMSC工業も、旭川を拠点に道北管内にて解体業を行っています。
住宅や車庫の解体も承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。